どーも、ぼく(@TakayaSakamoto)です。
今日は、前回の記事に引き続き『100均のフォトフレーム(写真立て)の着色・アレンジDIY』の記事を書いていきます。
今回で3回目の記事ですね。
そしていよいよ、今回の記事から『100均のフォトフレームの着色方法』についての話をしていきます。
出来るだけ丁寧に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ではどうぞ!
スポンサーリンク
この記事の目次
今回使用する100均の写真立てがこちらになります

今回の記事で使用する写真立てが、前回の記事と同じくこちらの『デコレーションフレーム』を使用していきます。
こちらの写真立ては、100均のダイソーで購入できます。
必ず同じものを買えというわけではないので、何と言いますか、この写真立てのようなヨーロッパ調?(すいません、正式名称がわかりません汗)クラシック調の額縁を購入して頂ければどの商品でもOKです。
※ただし、次で詳しく紹介しますが、写真立ての素材には注意ください。
素材がポリプロピレン製なので、着色が難しい事が問題…

塗装や着色と聞くと『写真立てを着色するだけなんだから、普通に絵の具を塗ればいいだけなんじゃないの??』と思う方もいるかと思いますが、こちらのフォトフレームが“PP製(ポリプロピレン製)”となっているので、普通に絵の具を塗っただけでは、塗料がのらずに塗装が剥がれてしまうんですよね。
ですので、今回のようなポリプロピレン製の商品に塗装を行うには、下地の処理が必要になってきます。
ちなみに、一般的なプラモデルで使われることが多いPS(ポリスチレン)素材は、ほとんどの絵の具で塗装可能で、食玩などでよく使われるABS樹脂は、ポリプロピレン同様に着色が難しい素材です。
今回の写真立てを塗装するのに必要なアイテムがこちら

ポリプロピレンへの着色が難しいという事で、今回はこちらのアイテムを使用していきます。
この商品のイメージとしては、これをスプレーがけする事によって、ポリプロピレン上に膜が出来、乾燥後に絵の具で着色する事が出来る様にしてくれるアイテムだと考えて頂ければ良いかと思います。
痒い所に手が届くと言いますか、本当に利用価値の高い便利なアイテムだと思います。

このようにスプレーの裏面に対応素材が書いてあるのですが、今回のポリプロピレンにもしっかりと対応しているのでご安心を!
※適していない素材にスプレーをかけると、素材が溶けてしまう事もあるのでご注意ください。
スプレーをかけるだけで着色出来る下地が作れる!

それではこちらの『プライマースプレー』の使い方を紹介していきます。
まず最初にフォトフレームを分解して、フォトフレームの枠だけを取り出します。

あとはこのように、このスプレーをフォトフレームの全面にかけ、その後に十分乾燥させるだけで着色するための下地づくりが完成となります。
簡単でいいですよね♪
※匂いが結構きついので、スプレーがけは外で行い地面が汚れないようにしてください。
※スプレーがけを十分に行いたい場合は、一度に大量に吹きかけるのでなく、スプレーがけ→乾燥→スプレーがけ→乾燥→…という手順を踏む事をオススメします。今回のケースですと、スプレーの一度がけでも良いですが個人的には2度がけをオススメします。
【※補足】スプレーがけが十分でないと何が起こるのか?

スプレーの2度がけを推奨しましたが、スプレーがけが十分に行われないと何が起こるかというと、上の写真の様に後々塗ることになる塗料が剥がれてしまうんですよね。
この微妙な塗料剥がれを避けるためにも、ぜひプライマースプレーは“スプレーがけ→乾燥→スプレーがけ→乾燥”という2度がけで行ってみてください。
その上で、“薄く均等に”スプレーがけする事を心がけるとうまくいくと思います。
あとは絵の具を着色するだけでOK!!
フォトフレームを乾燥させたら、あとは普通に絵の具を塗るだけでOKです。
絵の具は使いやすいアクリル絵の具がオススメです。
以下のような↓

絵画に使われるようなリキテックスやターナーのアクリル絵の具でもいいですし、また以下のような模型に使われる↓

タミヤのアクリルミニや、クレオスの水性ホビーカラーでもOKです。
ぜひ自分の好きな色を探してみてください!
※タミヤのアクリルミニとクレオスの水性ホビーカラーに関しては、写真内にある『調色スティック』の様な液体を混ぜるための商品がほぼ必須となります。
今回、着色絵の具として使用するのは以下の↓

タミヤから発売されているシルバーのアクリル絵の具を使用していきます。
(※特別なシルバーというわけではないので、他のメーカーのシルバーのアクリル絵の具だったら何でもOKです)
ちなみにアクリル絵の具に使用する筆は、ナイロン筆がオススメです。
もしナイロン筆を持っていない方は、以下の様に↓

ダイソーで格安でセット販売されているので、100均などで購入するのがオススメです。
アクリル絵の具を写真立てに塗るだけなので簡単!

フォトフレームにプライマースプレーをかけて乾燥させた後は、上の写真の様にアクリル絵の具を筆で塗っていきましょう!
スプレーがけのおかげで普通に塗料がのってくれますよ♪

気にせずどんどん全面に塗っていって下さい。
そして、全面に着色した状態がこちら↓

普通にいい感じに塗れてますね。
着色する時は下に新聞紙を敷くなどをして床が汚れない様に気をつけて下さい。
また、『接地面で新聞紙とフォトフレームとアクリル絵の具がピッタリくっついてるから、乾燥後に新聞とフォトフレームがくっついてしまうのではないか?』と心配される方もいるかもしれませんが、一応その心配はございません。
というのも、以下の様に↓

フォトフレームの枠の四隅の部分に若干の浮きがあるので、新聞紙とフォトフレームがベッタリとくっつく心配がないんですよね。
そういった意味でも、フォトフレームは塗りやすい素材だと思います。
完成した状態がこちら

アクリル絵の具を乾燥させて完成した状態がこちらになります。

一色で塗っただけにしては十分な仕上がりだと感じますね。
本当にプライマースプレーに感謝です笑。
実際、アクリル絵の具は色々な色が発売されているので、ぜひ皆さんの好きな色で着色してみて下さい!
※シルバー塗装に関しては、下地を黒にしてからシルバーを塗るのもオススメです。
※塗料の劣化や付着が気になる方は、最後の仕上げスプレーを行いましょう!
一応、アクリル絵の具で塗っただけの状態で完成と言いましたが、万が一の塗料の付着や塗料の経年劣化を少なくしたいという方は、アクリル絵の具の乾燥後に、仕上げのスプレーがけを行いましょう!
一例を挙げると、こういったスプレーが仕上げ用のスプレーになります。

こちらはクレオスさんから出ている仕上げ塗料で、今回はシルバー塗装のため『光沢』の仕上げスプレーを使用しますが、他にも『つや消し』や『半光沢』の仕上げスプレーがあるので、自分の仕上がりのイメージに近いスプレーを使用してみて下さい。

フォトフレーム全面に仕上げスプレーをかけていきましょう!
※スプレーを使用する際は、なるべく外で行うか、換気を十分に行って地面も汚れない様にしましょう。
100均DIYの基本的な着色方法の紹介でした!

いかがだったでしょうか?
最後に、今回の塗装手順について簡単にまとめて終わりにしたいと思います。
それがこちら
【今回のフォトフレームの塗装手順】
- プライマースプレーをフォトフレームの全面にかけて、着色ができる下地を作る
- 乾燥(※スプレーがけが足らないなと思ったら、もう一度プライマースプレー→乾燥を繰り返す)
- 自分の好きなアクリル絵の具で着色をする
- 乾燥
- 仕上げ用スプレーをフォトフレーム全面にかける
- 乾燥
以上になります。
ここまで見てきて『正直、絵の具をひとつしか使ってないから物足りないんだけど…』と思われる方もいるかと思いますが、今回はあくまで初級編という事で、次回からより複雑な着色方法を紹介していきますので、お楽しみに!
それでは、今日はここまでになります。
ではまた!
【今日紹介したアイテムがこちら】
UVレジンの記事がかなり充実してきたので、3種類のまとめページを作りました!
UVレジン関連記事がかなり充実してきたので、見やすくするために3種類のまとめページを作りました。
初心者や未経験者の人にオススメのまとめがこちらになります。
レジン経験者で、レジン材料の幅を広げたいと感じている方にはこちらのまとめがオススメです。
自分が一番好きな“平面の中に立体感を作る多層レイヤー系レジン”のまとめがこちらになります。
また、当ブログ『一緒がいいねレジンネタ帳』の最新のUVレジン記事は、下のリンクから閲覧可能です。
よろしければこちらも合わせてどうぞ!